言語として英語を考える
私たちは英語を科目としてではなく、一つの『言語』として捉えています。これが私たちの指導の根底にある考え方です。
特に、レッスンを受講する3歳~10歳くらいまでのお子様は「言語習得期」となり、この時期におけるお子様方に対しては、母国語を習得する自然なプロセス――つまり、耳で聞き、口で話すこと――を通して英語を身につけることが可能です。
私たちのレッスンでは子ども自身の耳と口を優先的に使って英語に触れてもらい、英語の修得を目指しています。
歌とセリフを使った学習法
まず歌についてです。実は英単語やフレーズをもっとも覚えやすいのは歌です。脳の中で複数の働きが同時に使われるため、単語を単独で覚えるよりも定着しやすくなります。また、メロディーと一緒に覚えることで、英語の単語やフレーズ、さらには文章構造までも自然に頭の中に入っていきます。そのため、英語の土台作りには歌を積極的に使っていきます。
次に劇についてです。歌だけでは「英語でのやりとり」までは体験できません。そこで簡単な劇を通して、英語でのコミュニケーションを疑似体験できるようにしています。劇はシナリオの自由度が高いため、さまざまな場面を設定できます。その中で子どもたちは実際に「会話する感覚」を味わいながら、英語のコミュニケーションを自然に体験していきます。
年齢別・レベル別の学習ポイント
言語習得期の補足を行います。研究では、生まれてから約20歳前後までが言語習得期とされています。この期間は3つに分かれています。0〜3歳は音の吸収期(発音・イントネーションを吸収)、4〜10歳は単語と文のルールを吸収する時期。この時期は英語の土台作りに最適な時期となります。そして。11〜20歳は自然な習得は可能ですが、徐々に能力は低下する時期となります。つまり、今日体験したお子様たちは、英語を最も自然に身につけやすい、吸収力の高い時期にあります。今日のような小さな一歩でも、言語習得能力がとても高いお子様にとっては、大きな一歩になっているのです。そしてこの体験が積み重なることで、数年後にはスムーズに英語の読み書きや会話へとつながることをイメージしていただければと思います。
文字情報は言語の基礎が出来てからだととてもスムーズに!